
こんにちは。
ZEROチーム・コーディネーターの川上です。
全4回に渡ってお送りしている
「もっと簡単に楽しく経営ができる3つのSTEP」今日が最終回です。
1回目のコラムはこちら↓
http://vision-projects.jp/1989
2回目のコラムはこちら↓
http://vision-projects.jp/2007
3回目のコラムはこちら↓
http://vision-projects.jp/2049
楽しく経営ができる3つのSTEP
①判断軸
②経営のビジョン
③最強の右腕
前回までは、苦しい経営状態から脱出して
楽しく経営ができるようになったA社長の事例を交えてお届けしました。
一番肝になるのは、社長の「判断軸」になるのですが
判断軸はあくまでも、スタート時点の軸であり、
その軸があれば全て”実現”できるかというとそうではありません。
社長の理想を実現するためには、明確な「ビジョン」が必要であり、
それを実現してくれる「右腕」の存在は不可欠なものです。
事例でお伝えしているA社長も、ご自身の価値観からくる判断軸を基盤として、明確なビジョンを描き、社長自身が動くのではなく
右腕が主体的に動いた結果、様々な物事が動き出し社長の理想を実現した。
という流れです。
しかし、本当の意味で「ビジョン」の必要性や「右腕」とは誰のことなのか?
を理解している人は少ないと思います。
その意味を理解して実践していれば、もう既にA社長のように、楽しく経営ができているかと思います。(そもそもこのコラム自体読んでいないと思います)
では、ビジョンの必要性と、右腕とは誰のことなのか?について、最終回のこのコラムで触れられるだけお伝えしたいと思います。
(手っ取り早く動画でご覧になりたい方は下記のURLからどうぞ)
https://www.youtube.com/watch?v=1OawP2NPBCc
私たち、ビジョンプロジェクトが、多くの企業様や経営者の方々の話しを伺う中で、か・な・ら・ず出てくる言葉があります。
それが、
「社内のコミュニケーションに問題がある」
という声。
例えば、
・経営者と管理職のコミュニケーション
・部門同士の横のコミュニケーション
・上司部下のコミュニケーション
・社員同士のコミュニケーション
コミュニケーションが取れていないので、社内がバラバラ、意見がバラバラ、社内に一体感がない。
社内から反対勢力が生まれる。
など、本当に多くの経営者の方からそのようの声が上がってきます。
コミュニケーションを改善するために、社長自ら社員と個別で面談をしたり
コミュニケーションを改善するために、社内で飲み会やらイベントやらを実施したり
コミュニケーションを改善するために、会議やMtgを増やしたり
コミュニケーションを改善するために、情報連携のシステムを導入したり
コミュニケーションを改善するために、社員の声を拾い上げる意見箱を導入したり
などなど。
いろんなコミュニケーション改善の策を講じているにも関わらず、相変わらず、社内がバラバラ、意見がバラバラ、社内に一体感がない。
という状況に頭を抱える状態。
「一体どうしたらいいの?ビジョンプロジェクトさん」
ということで、ご相談に訪れる経営者の方が非常に多いです。
このように、社内がバラバラで、一体感がない場合、
どのようにしたらコミュニケーションが改善でき、社内で一体感が生まれるのか?
答えは
「コミュニケーション改善をしないこと!」
です。
そもそも、”なんのため”にコミュニケーションが必要なんでしょうか?
・働き方改革のため?
・社員の定着率を上げるため?
・従業員満足度を高めるため?
・社内の風通しを良くするため?
違います!
コミュニケーションが必要なのは、あくまでも「経営のビジョンを実現するため」です。
経営者が理想とする、未来・将来に向けての会社のビジョンを実現するために、社員・従業員の声や意見・知恵が必要なわけで、より多くの人の知恵・技術・アイディアが集まることで、実現率は飛躍的に向上します。
スポーツでも一緒ですよね。
趣味レベルで、勝敗に関係なく「ワイワイ楽しく集まって汗を流そう」というを目指すのか?
それとも、プロ入りを目指し「地区優勝を目標とし、個の能力を磨こう」というの目指すのか?
いわゆる目指す先=ビジョンによって、話す内容や考えること、着手する物事まで変わっていきます。
コミュニケーションを取る目的が変わってきます。
私たちビジョンプロジェクトは時たま、企業様の経営会議や社内の会議に参加させてもらう機会があるのですが、明確な経営ビジョンが無い会社の会議の場合、話が横道に外れ枝葉の議論になりがちです。
結局は、情報共有の場で終わるというケースが非常に多いです。
会議に参加した後「一体何の話をしているのか?」という違和感を感じます。
一方、明確な経営ビジョンがある会社の会議の場合、しっかりと根幹となる部分を軸として、それに関する現状共有→ビジョン実現までの道のり、解決すべき共有の課題が参加者の共通認識として話されています。
なので話が横道にそれることもなく、参加者の知恵が会議に集中して集まり、全員参加型の能動的な会議を開催しています。
コミュニケーションを取るにも、明確なビジョンがあるのと無いのとでは、プロセス時点でも質が変わり、結果として成果や効果まで雲泥の差が出てきます。
明確なビジョンがあることによるメリットとしては、
▷社員1人1人がやる事が明確になる
▷着手するモノゴの優先順位が明確になる
▷無駄なコストや時間が省ける
いわゆる、その会社に居る1人1人のベクトルが揃いますし、1人1人の役割が明確になりますし、社員の能力・価値が発揮しやすくなります。
逆にビジョンが無いと、社員から上がってくる意見(課題や問題)が、社員個人の課題・問題なのか?会社全体の課題・問題なのか?
現状を維持するための意見なのか?会社を成長発展させるための意見なのか?
がわからなくなります。
いわゆる、その会社に居る1人1人が、自分のいる立場だけから自分勝手に意見を発信しバラバラになる。
という状況になります。
このバラバラな状況を見て、経営者の声として上がるのが「社内のコミュニケーションに問題がある」という声です。
なので、社内がバラバラでコミュニケーションに問題があると認識している場合、コミュニケーションを改善しようとせずに、「経営のビジョンを明確にする」というのが一番初めにやるべきことなのです。
ビジョンが明確になれば、先述したメリットが得られますし、結果として会社に居る1人1人のベクトルが揃います。
これが、「簡単に楽しく経営ができる3つのSTEP」の”②経営のビジョン”のお話となります。
最終回のコラムなので、最後の”③最強の右腕”についてもお届けしたかったのですが、情報量が莫大になるので、”③最強の右腕”については、またの機会にお伝えします。
全4回に渡ってお送りしました「もっと簡単に楽しく経営ができる3つのSTEP」
長々と書きましたが、最後までご覧いただきありがとうございました!
感謝!
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